九谷青磁葉皿

店の前の並木道が明るい緑で覆われ歩いていても気持ちがいいです。2週間前には桜の花びらの上に霰が降り積もり、ぶるぶる震えていたのがウソのよう…今日なんて25度くらいまで気温が上昇しているみたいです。

新緑の季節にぴったりの可愛いお皿が入荷しました。五彩と呼ばれる華やかな上絵が象徴的な九谷焼ですが、実はもちろん青磁も染付も中にはあります。

これはおよそ江戸から明治へうつる頃に山代の窯で焼かれたもの。デザインがとてもモダンです。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

貝合わせ雛絵香合

もう大寒波はこないでしょうねぇ?今年は久々の大雪でした…けれど暦の上では雨水となり、少しずつではありますが空気がゆるんできているような気がします。

 

お雛様を飾るならこの雨水の間に出すといいそうですね。雪に閉ざされてひきこもっていた冬の家にお雛様の華やかないろどりがぽっと明るさを差してくれそうです。

P1500110写真は小さな愛らしい雛の絵の香合。貝を象った蓋の裏には桃の花が描かれています。

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吉田幸央の器いろいろ

P1320369先日、九谷焼の吉田幸央(よしたゆきお)さんの作品が数々入荷して参りました。

 

一目で彼の作品とわかる柔らかい色合い、シュガーグレーズのような質感に繊細な金が夢のような輝きを与えています。和紙で作られたような…とよく表現されていますが、私には砂糖がけに見えます…(大樋焼を見てもちょっと美味しそうと思ってしまう感覚の持ち主なのでごく少数派の意見と思ってください)

 

 

 

器の種類としてはコレクションしている方も多い盃、小ぶりで深めの鉢にこんもりと角度のついた皿が入荷しています。優しい色合いも1点1点異なりますので選択肢の多いうちに詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

 

九谷庄三盃

 

何でも「カワイイ!」で済ませてしまうよくない癖がなかなか抜けないのですが、お店に入ってくる品物の中でもそう言ってしまうものは多々あります。

個人的に注目しているのは動物系の絵。ヘタウマ画と言ってもいいんじゃないかというくらいの脱力ぶりが江戸時代のものでもあり、見る度にある種の衝撃を受けます。特に鳥は目の描き方でびっくりした感じになることが多く期待値(?)大です。

 

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現在お店にいる左の鶉もなかなかの面構えでアメリカの新聞のコラムに登場してもおかしくないような不敵な表情。

けれどそれが描かれているのは九谷焼の定番柄で最も豪華絢爛な「庄三(しょうざ)」と呼ばれる画風の中なのです。

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小田清山の細字盃一対「養老」

九谷焼にはその時代その時代に流行した柄がありますが、これは明治に入って九谷焼の代表的な技法の一つとなった細字の盃です。

細字を磨き上げた祖ともいうべき小田清山の作となります。梅形の薄手の盃に「養老」の謡の譜面が縁取りの様に軽やかに描き込まれています!字だけでも細かいのにゴマまで‼

この盃に入れて飲めばどんなお酒も不老長寿の妙薬のように感じられるのでは?泉の湧き出る清らかな光景まで目に浮かんできそうです。

P1260913詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。お買い上げいただきありがとうございます。

富本憲吉の書

先週はどうしたことかご紹介する品々が店に留まる最短時間を更新し続けるような勢いでお嫁入りしてしまい、ブログも図らずして週最多記録(といっても3件…)を更新⁉しました。

今週は陶芸家の書をご紹介します。

富本健吉といえば九谷焼とも関わりの深い色絵磁器の人間国宝ですが、代表的な花のような風車のような細密画の他に、作品に字を書くことも度々あったようで当作品も書の内容と字の伸びやかさがマッチしたすがすがしい感じがします。額装になっています。

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横山大観筆の湯呑

稀少な商品が入荷して参りました。清水六兵衛造、横山大観筆の蓋付湯呑です。

近日中に当社Yahoo!オークションストアに出品をいたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

5月22日追記:オークションは大盛況で終了いたしました。ありがとうございます。

竹取物語

筍のおいしい季節、いろいろなものが空気中をモヤモヤ漂っているようですが、新緑には目が洗われるようですね。お店の前も並木道になっているのでとても気持ちがいいです。

かぐや姫を竹の中から発見したおじいさんも、筍を掘りに竹林へいったのでしょうか。それとも竹細工の職人さんだった?

1493688445そう、本日はとても愛らしいお軸のご紹介です。作者は水墨画でわけても竹絵の名手だった大徳寺の明堂和尚。「竹取姫図」です。

上の写真を見ると「どこに?」とお思いになるかもしれませんが、姫を見つけた途端あまりの可愛らしさに声がでてしまうこと間違いなしです。文字通り「掌中の珠」とでも呼べそうな小ささ。赤ん坊ではなくすでに十二単を着こなす立派な淑女が、竹の節にちょこなんと乗る様子が可憐です。

 

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今衛門の染付皿

染付って写真に撮るの難しいな~と毎回思います。

優しい色味をP1180376お伝えしたいと思えばぼんやりしてしまうし、くっきりさせると本来の持ち味が損なわれてしまうし…繊細な色です。

(ま、それ以外でもロクな写真は撮れないのですが…)

本日、そんな頼りない腕でご紹介するのは有田の歴史的な窯である今泉今右衛門の皿揃です。昭和2年の作ですから11代の作品です。

11代は絵を描くことが得意だったということで、この皿も愛らしい鳥の様子が柔らかく描かれています。

縁の内外に七宝と細かい波模様、さらに外側には絵がわりの丸紋と非常に丁寧な仕事ぶりです。

 

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金の香合

金沢の桜はほぼ終わりましたが、春の嵐といえそうな夕べの強風がどんなにか見ごろの花びらも吹き飛ばしたでしょうか…

今日は金沢出身の金工作家・蓮田修吾郎のずっしり重たい香合をご紹介します。

P1170910今では金沢駅東口(兼六園口と呼ばそうとしている方)の鼓門がどどーんと目立っていますが、実は西口(こちらは金沢港口ですね)にもかなり大きなモニュメントがあります。それを製作したのが蓮田修吾郎です。

写真の香合も21世紀美術館に飾られてもおかしくないモダンなたたずまいです。しっかりとした箱型なので、小物入れや鍵入れとしてもお使いいただけそうです。

 

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