臨時休業のお知らせ

ゴールデンウィークはお天気に恵まれてよかったですね。お店の近くの21世紀美術館もすごい賑わいを見せていますので、きっと他の場所も大勢の方がおいでになっていらっしゃることでしょう。

お店もおかげさまでたくさんの県外のお客様にお越しいただいています。ありがとうございます。

そこで…というわけでもないですがゴールデンウィークが終わった後に通常の水曜日に加えてもう1日お休みをいただきます。

5月16日の火曜日は臨時休業となりますので、なにとぞご了承ください。よろしくお願いします。

 

竹取物語

筍のおいしい季節、いろいろなものが空気中をモヤモヤ漂っているようですが、新緑には目が洗われるようですね。お店の前も並木道になっているのでとても気持ちがいいです。

かぐや姫を竹の中から発見したおじいさんも、筍を掘りに竹林へいったのでしょうか。それとも竹細工の職人さんだった?

1493688445そう、本日はとても愛らしいお軸のご紹介です。作者は水墨画でわけても竹絵の名手だった大徳寺の明堂和尚。「竹取姫図」です。

上の写真を見ると「どこに?」とお思いになるかもしれませんが、姫を見つけた途端あまりの可愛らしさに声がでてしまうこと間違いなしです。文字通り「掌中の珠」とでも呼べそうな小ささ。赤ん坊ではなくすでに十二単を着こなす立派な淑女が、竹の節にちょこなんと乗る様子が可憐です。

 

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

今衛門の染付皿

染付って写真に撮るの難しいな~と毎回思います。

優しい色味をP1180376お伝えしたいと思えばぼんやりしてしまうし、くっきりさせると本来の持ち味が損なわれてしまうし…繊細な色です。

(ま、それ以外でもロクな写真は撮れないのですが…)

本日、そんな頼りない腕でご紹介するのは有田の歴史的な窯である今泉今右衛門の皿揃です。昭和2年の作ですから11代の作品です。

11代は絵を描くことが得意だったということで、この皿も愛らしい鳥の様子が柔らかく描かれています。

縁の内外に七宝と細かい波模様、さらに外側には絵がわりの丸紋と非常に丁寧な仕事ぶりです。

 

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。お買い上げいただきありがとうございます。

金の香合

金沢の桜はほぼ終わりましたが、春の嵐といえそうな夕べの強風がどんなにか見ごろの花びらも吹き飛ばしたでしょうか…

今日は金沢出身の金工作家・蓮田修吾郎のずっしり重たい香合をご紹介します。

P1170910今では金沢駅東口(兼六園口と呼ばそうとしている方)の鼓門がどどーんと目立っていますが、実は西口(こちらは金沢港口ですね)にもかなり大きなモニュメントがあります。それを製作したのが蓮田修吾郎です。

写真の香合も21世紀美術館に飾られてもおかしくないモダンなたたずまいです。しっかりとした箱型なので、小物入れや鍵入れとしてもお使いいただけそうです。

 

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

 

さくら咲く

週末が終わるころにUPしても、あまり観光のお役には立たないかもしれませんが、金沢も桜が咲きそろいました。

店の向かい側の公園から芝生の広場?(なんと呼べばいいのかよくわからない)でもこの週末は桜まつりが開催されていて、時折マイクを通した音声がこちらまで聞こえてきました。昨日は20度以上でちょっと暑いくらいでしたが今日は急激に冷え込んでとても寒く感じます。

暑くても寒くても写真を撮るとやはり曇天…それが金沢…

0822 (2)

広坂通りから兼六園にかけては毎年ぼんぼりが設置されるのですが、まさにミニチュアのような蓋置が店にあります。お花見用のぼんぼりは赤い枠って決まっているのでしょうか。

ぼんぼりがずらっと並んだ光景がわりと好きです。本物の火を灯してみたら夜桜の妖しさは迫力を増すでしょうね。

 

輪島塗の酒次(銚子)

先週、五節句がモチーフになったお軸を紹介しましたが、新しく入荷してきた中にこれも五節句を描いた素晴らしい輪島塗の対の酒次があ りますので今週はこれをご紹介します。

kabuto hina

側面は同じ紋様なのですが、蓋の部分に目立つように描かれているのが雛と兜。節句によってメインになる方を使い分けていたのかもしれませんね。それぞれの節句を表すモチーフも海老や大根など、お軸とはまた異なっていて興味深いです。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

五節句の図

風がまだ冷たいですが、店が位置する金沢の広坂通りには毎春恒例のぼんぼりが設置され後は花が咲くのを待つばかりとなりました。本日は店主お気に入りの軸をご紹介します。

IMG_0017江戸時代後期に活躍した文人画家・山本梅逸の五節の掛軸です。やはり雛にパッと目がいきますが、奇数の重なる5つの節句をモチーフとしています(元旦は別格なので1月7日)。

そうして見ていくと端午の菖蒲に七夕の短冊、重陽の菊などが品よく繊細にかつ色濃く描かれ、眺めて飽きない作品です。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

 

 

からくり花器

新年のご挨拶もしないうちに早や春を分ける日も過ぎてしまいました。

三連休は全国的に天気に恵まれたようですね。曇り空の多い金沢もずっとお天気が続き、学会やイベントも重なって宿がとれないほどたくさんの方がお見えになったようです。

 

さて今日は江戸末期に造られたからくり式の凝った花器をご紹介します。蒔絵でとりどりに飾られた漆器の筒がそれぞれ木の枠に入れられ、その枠が蝶番で自由に可動します。

P1150948小さな屏風のように並べてもいいし、六角の大きな筒として見立てても面白い。

花も1つの筒にだけ生けたり、色んな花を標本のように差してみても一興。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

P1150949