五節句の図

風がまだ冷たいですが、店が位置する金沢の広坂通りには毎春恒例のぼんぼりが設置され後は花が咲くのを待つばかりとなりました。本日は店主お気に入りの軸をご紹介します。

IMG_0017江戸時代後期に活躍した文人画家・山本梅逸の五節の掛軸です。やはり雛にパッと目がいきますが、奇数の重なる5つの節句をモチーフとしています(元旦は別格なので1月7日)。

そうして見ていくと端午の菖蒲に七夕の短冊、重陽の菊などが品よく繊細にかつ色濃く描かれ、眺めて飽きない作品です。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

 

 

からくり花器

新年のご挨拶もしないうちに早や春を分ける日も過ぎてしまいました。

三連休は全国的に天気に恵まれたようですね。曇り空の多い金沢もずっとお天気が続き、学会やイベントも重なって宿がとれないほどたくさんの方がお見えになったようです。

 

さて今日は江戸末期に造られたからくり式の凝った花器をご紹介します。蒔絵でとりどりに飾られた漆器の筒がそれぞれ木の枠に入れられ、その枠が蝶番で自由に可動します。

P1150948小さな屏風のように並べてもいいし、六角の大きな筒として見立てても面白い。

花も1つの筒にだけ生けたり、色んな花を標本のように差してみても一興。

詳細などお問い合わせはどうぞ076-231-6631までお電話ください。全国へ発送も承っております。

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